本件は、請求人が株主兼代表取締役である同族会社の株価評価において、本件会社が所有するガソリンスタンド(敷地は借地権)の評価方法が争われた裁決例です(平成28年7月4日非公開裁決TAINSコード:F0-3-493)。
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90歳の被相続人が購入した1棟賃貸マンション2件につき、評価通達6項により通達評価額によらず鑑定評価額で評価すべきとされた事例(東京地判 R1.8.27 TAINS:Z269-13304/東京高判 R2.6.24 TAINS:Z888-2346/最判 R4.4.19 TAINS:Z888-2406)※R4.10.18最終更新
今回は、少し前に話題になった裁判例(令和元年8月27日東京地裁 TAINSコード:Z888-2271)をご紹介します。
内容は、タイトルにもある通り、被相続人が生前に相続税の節税目的で多額の借入により取得した収益物件2棟の相続税申告における評価額について、相続人ら納税者は財産評価基本通達により評価して申告したところ、税務署から財産評価基本通達によることができない特別の事情があるとして、評価通達6項を適用し、鑑定評価によるべきとされた事例です。
もっと読む定期借地権への昭和43年個別通達の適用可否
定期借地権の付着した底地の評価方法は評価通達25(2)に規定されていますが、当該評価通達25(2)のただし書きの算式が適用される場合、定期借地権割合+底地割合が100%を下回ることとなります。この場合、昭和43年個別通達の適用があるか否かが論点となります。そこで、今回は、定期借地権への昭和43年個別通達の適用可否の論点についてご紹介しようと思います。
もっと読む定期借地権の簡便法による評価方法の問題点(課税上弊害がある場合)
今回は、定期借地権の評価通達に定める評価方法の概要と実務上適用される簡便法の問題点について簡単に解説していきます。
もっと読む新型コロナが非上場株式の株価に与える影響は?
新型コロナウイルス感染症の影響で、売上高が減少している非上場会社は多いかと思います。
こうした市況下で、非上場会社の株価はどういった影響を受けているのか?という点について今回は書いていこうと思います。
もっと読む所得税法基本通達59-6改正パブコメ結果を読んで思うこといろいろ
令和2年8月28日に、所得税法基本通達59-6一部改正に伴うパブリックコメント募集結果が公表され、その中で寄せられた質問に対する国税庁の回答で気になる点がありました。
もっと読む水害リスクの説明義務化が不動産鑑定評価と税務評価に与える影響(私見)
今回は不動産鑑定評価と税務評価の観点で当該水害リスクが不動産の評価額に与える影響について私見を交えて考えて書いてみようと思います。
もっと読む新型コロナの影響による地価下落で相続税路線価の下方修正はあるか?
今回は、果たして本当に相続税路線価の下方修正(減額補正)はあり得るのかについて私見を述べていこうと思います。
もっと読む周知の埋蔵文化財包蔵地に含まれる土地の相続税申告における評価方法が争われた事例(H20.9.25公表裁決)
今回は、相続した土地が文化財保護法の周知の埋蔵文化財包蔵地に含まれる場合における当該土地の相続税評価額について争われた裁決事例(平生20年9月25日TAINSコード:J76-4-20)を基に、周知の埋蔵文化財包蔵地の土地評価の留意点をご紹介しようと思います。
もっと読む共有地の評価/相続税の財産評価基本通達vs不動産鑑定評価基準
今回は、共有地の評価について、想定事例を通じて相続税の財産評価基本通達と不動産鑑定評価基準の考え方の違いをご紹介します。
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