本件は、不動産賃貸業を営む会社員(請求人)が不動産貸付の業務用に取得した複数の新築及び中古マンション住戸(本件物件)の購入価額について、土地と建物(建物本体+建物附属設備)の区分、及び、建物本体と建物附属設備の区分が争点となった事例です(平成12年7月3日非公開裁決TAINS:F0-1-011)。
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無償返還届出書が提出されている底地を借地人である同族会社に譲渡する場合の時価は?(非公開裁決 H29.6.27 TAINS:F0-1-774)※R4.10.17最終更新
本件は、地主(個人)が借地人(地主が株主の法人)に無償返還届出書が提出されている底地を売却した場合におけるみなし譲渡(所法59①二)判定の時価が争われた事例です(平成29年6月27日非公開裁決 TAINS:F0-1-774)。
もっと読む市街地価格指数による推計取得費で更正の請求を行いその是非が争われた事例(非公開裁決 H30.7.31 TAINS:F0-1-972)
本件は、請求人(納税者)が、相続により取得した宅地(被相続人が昭和46年2月15日に売買により取得)の譲渡による譲渡所得の計算において、市街地価格指数による推計取得費に基づき算定した金額で更正の請求を行い、その是非が争われた裁決例です(平成30年7月31日非公開裁決 TAINSコード:F0-1-972)。
もっと読む所得税法58条(固定資産の交換特例)の時価と鑑定評価の限定価格の関係
所得税法58条の固定資産の交換特例の適用要件の1つに、「交換譲渡資産の時価と交換取得資産の時価との差額が、これらのうちいずれか高い方の時価の20%以内であること」があります。今回はこの交換特例の時価の意義に関して鑑定評価の限定価格との関係をご紹介します。
もっと読む所得税法基本通達59-6改正パブコメ結果を読んで思うこといろいろ
令和2年8月28日に、所得税法基本通達59-6一部改正に伴うパブリックコメント募集結果が公表され、その中で寄せられた質問に対する国税庁の回答で気になる点がありました。
もっと読む国税庁公表の定期借地権の前払地代の取扱いが適用できない地代支払パターン
今回は、定期借地権の前払地代方式で考えられるいくつかの地代支払パターンについて、国税庁の公表資料の取扱いの適用ができるか否かをご紹介します。
もっと読む全量売電収入の所得区分は事業所得?雑所得?
太陽光売電収入の所得区分については、この前の記事でその概要を解説しましたが、前回の記事では、全量売電の場合(事業所得又は雑所得)について深堀りしていなかったので、今回深堀りしていこうと思います。
もっと読む意外と難しい太陽光売電収入の所得区分
個人にこうした売電収入が入ってくる場合、所得税の申告はどうすればいいの?何所得に該当するの?といった疑問が出てきます。今回は、そんな太陽光発電により生じる売電収入の所得税における所得区分についてご紹介します。
もっと読む不動産所得の計算において会計検査院から指摘が多いミス事例
今回は、所得税の不動産所得の計算において、会計検査院から過去何度も指摘があるミス事例をご紹介います。
もっと読む登記関連費用は不動産の取得価額に含める?含めない?(所得税と法人税の相違点)
登記関連費用は所得税の不動産所得の計算上、取得した不動産の取得価額に含めるのか、それとも必要経費に算入するのかという論点があります。
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