今年(平成31年)の所得税の確定申告シーズンに突入してますが、納税者の個人の方が所得税の確定申告書を提出する方法はいくつかあります。
①ご自身で国税庁HP確定申告書作成コーナーを使用して作成・提出する
国税庁HP確定申告書作成コーナーURL:https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl
②資料を持って無料税務相談会場(税務署又は税務署以外の会場)に行って作成・提出する
③税理士に作成・提出を依頼する。
大きくは上記3つの方法に分けられるかと思います。
このうち、①の方法(国税庁HP確定申告書作成コーナー使用)の留意点としては他の税理士さんもいろいろ解説されていますが、私も自身が使ってみた上で留意点と思うところを以下にご紹介します。
国税庁HP確定申告書作成コーナー使用上の留意点
ご利用になれない場合がある
国税庁HP確定申告書作成コーナーも万能ではなく、特定のケースに該当すると作成コーナーは利用できないこととされています。利用できないのは結構なレアケースですが、一応注意しないといけませんね。
ご利用になれない場合URL:https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/st/guide/unavailable/shinkoku
使うブラウザに注意
国税庁HP確定申告書作成コーナーで電子申告(e-tax)する場合、マイナンバー方式とID・PW方式の2つの方法がありますが、それぞれ推奨ブラウザが異なります。特に、マイナンバー方式の場合は「Internet Explorer 11」オンリーですので注意しましょう。
出典:国税庁HP確定申告書作成コーナー 推奨ブラウザ
作成後の「.data」形式データはとっておく
作成後に「.data」形式のデータを保存しておけば、もし後日間違いが見つかった場合(修正申告や更正の請求など)、再度一から作成する手間が省けます。
マイナンバー方式とID・PW方式の導入
これは今更書くことではないかもしれませんが、今年の国税庁HP確定申告書作成コーナーの大きな変更点として、電子申告の方法として、マイナンバー方式とID・PW方式の2つが用意されています。
マイナンバー方式とID・PW方式:http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/info-kakutei.htm
マイナンバーカードをお持ちでない方で取得する予定のない方は、自動的にID・PW方式をとらざるを得ません。いずれの方法でやるにしても初期設定や事前準備が必要ですので早めに取りかかりましょう。