相続税・贈与税の財産評価実務で土地や建物の評価を行うには、まず初めに机上調査を行います。
机上調査とは
机上調査って何?って方もいるかと思いますので、簡単に説明を加えます。
机上調査とは、お客様から対象不動産に関して入手可能な資料やこちらで入手可能な資料を集めて、その後に行う現地調査や役所調査でチェックしなければならない事項を事務所のデスク上で事前にあぶりだす作業をイメージしていただけると良いと思います。
そして、机上調査でまず収集しなければならない資料に、不動産登記情報があります。
具体的には、
➀全部事項証明書
②公図、地積測量図、建物図面、各階平面図
あたりです。
登記情報提供サービスを活用
不動産登記情報を収集する方法としては、「法務局に行く」が最もメジャーな方法だと思いますが、「登記情報提供サービスを活用」する方法もあります。
私が感じたこれを活用するメリット
➀法務局に行かなくてもいい
②手数料が法務局より若干安い
③PDFデータで入手できる
④「一時利用」であれば、あらかじめ申込手続を行うことなく,クレジットカード決済により即時使用できる
注意しなければいけなのは、
➀PDFデータの公図などを印刷するときにはA3にしないと縮尺が狂う
②平日は午後9時まで、土日祝日は利用できない
あたりでしょうか。
雑感
私自身は法務局に行って登記情報を入手する方法も好きですが、IT化が進んで今や登記情報がPCで入手できる時代ですので、時間の節約を意識するとこういうサービスを積極的に活用すべきだと思います。