不動産 相続税

定期借地権の底地につき鑑定評価額による相続税申告の是非が争われた事例(非公開裁決 R2.3.17 TAINS:F0-3-743)

本件は、請求人(相続人)が、被相続人(平成27年相続開始)から相続した定期借地権の底地について、通達評価額によらず、鑑定評価額により相続税申告を行い、その是非が争われた裁決例です(R2.3.17非公開裁決TAINS:F0-3-743)。

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不動産 相続税 贈与税

相続により借地権が混同で消滅した場合の貸宅地の相続税評価額/大阪国税局資産評価官「資産課税関係 誤りやすい事例3-2(財産評価関係 令和2年)」(TAINS)

相続税の土地評価で誤りやすい事例として「相続により借地権が混同で消滅した場合の貸宅地の評価」についてご紹介します。

この事例自体は、大阪国税局資産評価官「資産課税関係 誤りやすい事例3-2(財産評価関係 令和2年)」(TAINS)から抜粋したものになります。

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不動産 所得税

無償返還届出書が提出されている底地を借地人である同族会社に譲渡する場合の時価は?(非公開裁決 H29.6.27 TAINS:F0-1-774)※R4.10.17最終更新

本件は、地主(個人)が借地人(地主が株主の法人)に無償返還届出書が提出されている底地を売却した場合におけるみなし譲渡(所法59①二)判定の時価が争われた事例です(平成29年6月27日非公開裁決 TAINS:F0-1-774)。

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不動産 相続税

一筆の土地に土地所有者(底地権者)、宅地開発業者(借地権者)及び複数の建物所有者(転借権者)が存在する複雑な権利関係を有する土地の評価額が争われた事例(那覇地判 H21.10.28 TAINS:Z259-11301)(一部認容/確定)

本件は、原告ら(相続人ら)が被相続人(平成13年3月13日相続開始)から相続により取得した本件土地1~6の相続税申告における評価額について、原告ら主張の鑑定評価額と被告(国・税務書)主張の鑑定評価額及び通達評価額が争われた事例です(平成21年10月28日那覇地裁判決 TAINS:Z259-11301)。

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不動産 相続税

借地権の売買実例がない地域の国税借地権割合40%は不合理であり、相続した底地につき不動産鑑定評価額を主張した事例(福岡地裁H24.3.19判決)

本件は、原告ら(相続人)が、相続した底地について、不動産鑑定評価額で相続税の更正の請求を行い、その是非争われた裁判例です(平成24年3月19日福岡地裁TAINSコード:Z262-11910)(棄却・確定)。

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不動産 相続税 贈与税

定期借地権への昭和43年個別通達の適用可否

定期借地権の付着した底地の評価方法は評価通達25(2)に規定されていますが、当該評価通達25(2)のただし書きの算式が適用される場合、定期借地権割合+底地割合が100%を下回ることとなります。この場合、昭和43年個別通達の適用があるか否かが論点となります。そこで、今回は、定期借地権への昭和43年個別通達の適用可否の論点についてご紹介しようと思います。

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不動産 相続税

公示価格等を規準とした価格を査定していない不動産鑑定評価額に基づき相続税申告し、その鑑定評価のクオリティが問題視された事例(東京地裁H30.3.13判決)

本件は、原告(相続人)が、相続により取得した土地について、通達評価額によらず鑑定評価額で相続税申告を行い、その是非が争われた裁判例です(平成30年3月13日東京地裁 TAINSコード:Z888-2202)。

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